キッチンやバスルームの排水口で、小さな虫が飛んでいるのを見たことがありますか? 「一匹退治しても、次から次へと出てくる…」そんな悩みを抱えている方も多いかと思います。
その虫、実は家の中で発生している可能性が高いです。排水口周りや下水から侵入してきたものが繁殖しているかもしれません。
この記事では、排水口に発生する虫の正体や、その駆除方法、さらに日頃からできる予防策について詳しく解説します。
排水口に発生する虫の正体は?
「チョウバエ」と呼ばれるコバエの一種が、主な犯人です。
チョウバエは、排水口周りに溜まった油汚れや石鹸カス、皮脂汚れなどを好みます。湿気の多い場所を特に好むため、キッチンや浴室などの水回りが彼らの格好の住処となります。
侵入経路は窓の隙間や排水口そのもの。暖かくジメジメした環境で繁殖を繰り返し、卵から成虫へと約20~30日のサイクルで成長します。チョウバエを完全に駆除するには、発生源を徹底的に掃除する必要があります。
虫の大好物は排水口のヌメリ!
普段、台所や浴室で気をつけていても、排水口内部は見逃しがち。
見た目はキレイに見えても、排水口の奥では汚れやヌメリが溜まり、そこが虫の温床となってしまうことがあります。さらに、排水トラップが正常に機能していないと、悪臭や害虫が下水から上がってくる原因にも。
そこで大切なのは、定期的に排水口をキレイに保つこと。シンク周りの掃除と併せて、排水口の内部もしっかり掃除していきましょう。
発生した虫の効果的な駆除方法
コバエ取りグッズや殺虫剤も市販されていますが、一匹ずつ退治するのはなかなか効率が悪いものです。
本格的に駆除するためには、まず排水口の構造を理解し、徹底的に掃除することが大切です。チョウバエ専用の殺虫剤もありますが、発生源をキレイにするのが最も効果的な方法です。
排水トラップと排水管の掃除方法
排水口の掃除は簡単に見えますが、実は複数のパーツをしっかりと掃除する必要があります。
ゴム手袋と台所用洗剤、スポンジを用意し、排水トラップやゴミ受け、椀トラップなどのパーツをしっかり洗いましょう。さらに、排水管内に溜まった汚れやヌメリを取り除くために、パイプクリーナーや過炭酸ナトリウム、お湯を使って奥まで掃除することをおすすめします。
排水口の虫を防ぐための予防策
掃除の頻度を減らすためには、日頃の工夫が欠かせません。
湿度を下げることでチョウバエの繁殖を抑えたり、油汚れや食べカスが排水口に流れないように注意することがポイントです。さらに、100円ショップで手に入るゴミ受けネットを利用することで、排水口の掃除を簡単にすることができます。
簡単にできる排水管のメンテナンス方法
忙しくて排水口の掃除ができない方におすすめのアイテムが、排水管洗浄液です。
週に一度、排水口に流し込むだけで排水管の奥までキレイにしてくれるこの洗浄液は、手軽に使用できる上、人体にも優しい成分で作られています。
まとめ
排水口や水回りに発生する虫は、ジメジメした環境を好む「チョウバエ」が主な原因です。彼らを完全に駆除し、再発を防ぐためには、排水口や排水管の徹底した掃除が欠かせません。また、日頃から排水口に汚れが溜まらないよう注意することで、虫の発生を未然に防ぐことができます。
もし、掃除に時間をかけられないという方は、半年に一度の排水管クリーニングを検討してみてください。清潔な排水環境を保つことができます。
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